月別: 2018年2月
ケロケロボイスの作り方
さて今回はLOGIC Xでのケロケロボイスの作り方のご説明をします!
⓵まずは、楽曲のキーを調べましょう!
どうやって調べるの??っという方は、ソフトシンセでピアノを立ち上げオケを流しながら鍵盤を弾いてキーを探しましょう!例えばCのキーでしたら、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」になります。ではDでは「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#」の音階が使われます!キー以外の音階を鳴らすと例えばCのキーでしたら「ド#」が不協和音みたいに合ってんの?みたいな音になります。たまにキー以外の音が入る楽曲もございますが基本的にはこれで大丈夫と思います!
ハイライトされている鍵盤が「C」のキーの音階です。
「D」のキーの音階です。
キーの音階が分からないという方は、「Pitch Correction」で、Scaleを「major scale」にして、Rootの所でキーを指定すると音階が表示されます。
⓶LOGICに付属している「Pitch Correction」をインサートする。
楽曲のキーが分かったら「Pitch Correction」をインサートしましょう。「Root」の所にキーを指定し「Scale」は「major scale」に設定します。「Responce」を最速「fast」にします!これでケロケロ出来ます!
⓷ケロケロを強調させる
「Pitch Correction」をインサートし、ケロケロが完成ですが、あともう少し!ケロケロの音を強調させるために機械音っぽく加工しましょう!一番それっぽいのは、「ダブリング」が効果的だと思います!透明感も出て綺麗に聞こえます^^
「ダブリング」の作り方は人それぞれですが、一番簡単なのはメインボーカルのトラックをコピーしトラックをもう一つ作成します。この状態では二つ同じトラックを同時に鳴らしているだけですの音量が大きくなるだけです。コピーしたトラックの「Pitch Correction」の設定を少しだけ変え、発音のタイミング(Responseを遅くする)を若干ずらす、Pitchを微妙にずらす(Detuneを下げるor上げる)というような方法でダブリングを作ります。これらの設定は楽曲や声質の馴染み具合で微調整して下さい。
複製した「Pitch Correction」のセッティング 「Response」を少し遅くするか、Detuneを下げるor上げる
これでケロケロに透明感が出てケロケロの部分も強調されていい感じになっていると思います!
あとはコピーしたトラックの音量を調整しダブリングの強さ(深さ)を調整しましょう。
最後にボーカルにReverbとDelayを深めにかけるといい感じになります!
その他ケロケロで有名なソフト「Auto Tune」でケロケロが作れます。「Pitch Correction」よりも細かく設定が出来、音色も明るいので気になった方はチェックしてみて下さい!
ANTARES ( アンタレス ) / Antares Auto-Tune EFX 3
ANTARES ( アンタレス ) / Auto-Tune 8
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サンプルレート?ビット数?何が良いの??
さて今回は、「サンプルレートとビット数どれで納品しましょう??」と尋ねてみると皆さん意外と気にしていない、分からない、サンプルレートとビット数についてお話します。
「動画、Youtube、ニコニコ動画にアップしたい!」方は、48Khz/24bitがおすすめ!
「CDに焼きたい!CDでリリースしたい!」は44.1Khz/16bitで!
このように何で作品を発表したいかで決めると良いです!サンプルレート、ビットレートの解説は調べるといっぱい出てきますので気になる方は調べて見て下さい^^
では、「録音の時は何が良いの??」ですが、
動画の場合は、48Khz/24bit
CDの場合は、44.1Khz/24bitで録音するのが良いです。
なぜなら16bitより24bitの方が解像度が良いからです!出来るだけ良い状態で録音しましょう!高い解像度で録音する方が後々のミックスダウンに影響します!
ただし32bitで録音出来るDAW、cubaseなどをお持ちの方でPCのスペックに余裕があるなら32bitで録音すると良いでしょう。
48Khz/24bitで録音する場合の注意点!!
インスト音源やカラオケ音源のサンプルレートが44.1Khzの場合必ず、48Khzに変換してDAWに読み込ませて下さい!インスト音源が44.1Khzで作成されている場合もございますので必ず変換してDAWに読み込ませて下さい!逆もしかり44.1Khzで録音する際も、48Khzの音源データを読み込ます時は必ずプロジェクトのサンプルレートに変換して下さい!DAWによって読み込ます時にプロジェクトのサンプルレートに変換して読み込んでくれます。
プロジェクトの設定が48Khzで、変換せずに44.1Khzで読み込ますと再生スピードが変わります。再生スピードが違う状態で録音した場合、歌ってみただと、後でエンコードする際に「あれ原曲と長さが違う。。。。」などせっかくミックスしたのにもう一度歌から録り直し。。。なんて事がございますので気をつけて下さい!
最後に、LOGICのサンプルレート/ビット数の設定の仕方をご紹介します!
サンプルレート設定
メニューのファイル→プロジェクト設定→オーディオ
ビット数設定
メニューのLOGIC X→環境設定→録音 24ビットレコーディングにチェック入れて下さい。
それでは今日はこの辺で^^ありがとうございました!
ラジオボイスってどうやって作るの??
イコライザーでラジオボイスの作り方
今回は歌ってみたのエフェクトでよく使われるラジオボイスの作り方をご紹介します!
さてさて、ラジオボイス??っていう方は下記の動画のイントロ部分を聞いてみて下さい。
このような感じで、声がこもった音、電話やラジオから流れるような効果をラジオボイスと言います。
作り方は簡単!イコライザーで出来ます!
こちらはLOGICに付属しているチャンネルEQです!ハイカット、ローカットでズバッとカット、一度お試し下さい。すぐに出来ますw
LOGICを持っていない方はあまり高品質なEQではなくソフトに付属されているシンプルなイコライザーが良いでしょう。高品質なEQはいい音になるのでこういう劣化した音を出すには良い品質のプラグインよりも標準に搭載されているEQが良いです。
こもった感じというよりは、もう少し高域がザクッと出て線が細い感じの音が良い場合は
こんな感じ、ハイカットのQを鋭くして5kあたりを持ち上げると電話から聞こえてくるような軽い音になります!
ハイカット、ローカットを色々動かしてみて好みのラジオボイスを作って下さい!
あとインサートする順番ですがコンプやEQで音を整えたあと、一番最後にインサートすると良いでしょう^^
それでは今日はこの辺でありがとうございました!