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ケロケロボイスの作り方

さて今回はLOGIC Xでのケロケロボイスの作り方のご説明をします!

 

⓵まずは、楽曲のキーを調べましょう!


どうやって調べるの??っという方は、ソフトシンセでピアノを立ち上げオケを流しながら鍵盤を弾いてキーを探しましょう!例えばCのキーでしたら、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」になります。ではDでは「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#」の音階が使われます!キー以外の音階を鳴らすと例えばCのキーでしたら「ド#」が不協和音みたいに合ってんの?みたいな音になります。たまにキー以外の音が入る楽曲もございますが基本的にはこれで大丈夫と思います!

 

ハイライトされている鍵盤が「C」のキーの音階です。

 

「D」のキーの音階です。

 

キーの音階が分からないという方は、「Pitch Correction」で、Scaleを「major scale」にして、Rootの所でキーを指定すると音階が表示されます。

 

⓶LOGICに付属している「Pitch Correction」をインサートする。


楽曲のキーが分かったら「Pitch Correction」をインサートしましょう。「Root」の所にキーを指定し「Scale」は「major scale」に設定します。「Responce」を最速「fast」にします!これでケロケロ出来ます!

 

 

⓷ケロケロを強調させる


「Pitch Correction」をインサートし、ケロケロが完成ですが、あともう少し!ケロケロの音を強調させるために機械音っぽく加工しましょう!一番それっぽいのは、「ダブリング」が効果的だと思います!透明感も出て綺麗に聞こえます^^

 

「ダブリング」の作り方は人それぞれですが、一番簡単なのはメインボーカルのトラックをコピーしトラックをもう一つ作成します。この状態では二つ同じトラックを同時に鳴らしているだけですの音量が大きくなるだけです。コピーしたトラックの「Pitch Correction」の設定を少しだけ変え、発音のタイミング(Responseを遅くする)を若干ずらす、Pitchを微妙にずらす(Detuneを下げるor上げる)というような方法でダブリングを作ります。これらの設定は楽曲や声質の馴染み具合で微調整して下さい。

 

複製した「Pitch Correction」のセッティング 「Response」を少し遅くするか、Detuneを下げるor上げる

 

これでケロケロに透明感が出てケロケロの部分も強調されていい感じになっていると思います!

 

あとはコピーしたトラックの音量を調整しダブリングの強さ(深さ)を調整しましょう。

 

 

最後にボーカルにReverbとDelayを深めにかけるといい感じになります!

 

その他ケロケロで有名なソフト「Auto Tune」でケロケロが作れます。「Pitch Correction」よりも細かく設定が出来、音色も明るいので気になった方はチェックしてみて下さい!

 

ANTARES ( アンタレス ) / Antares Auto-Tune EFX 3

ANTARES ( アンタレス ) / Auto-Tune 8


ラジオボイスってどうやって作るの??

イコライザーでラジオボイスの作り方


今回は歌ってみたのエフェクトでよく使われるラジオボイスの作り方をご紹介します!

さてさて、ラジオボイス??っていう方は下記の動画のイントロ部分を聞いてみて下さい。

このような感じで、声がこもった音、電話やラジオから流れるような効果をラジオボイスと言います。

作り方は簡単!イコライザーで出来ます!

 

こちらはLOGICに付属しているチャンネルEQです!ハイカット、ローカットでズバッとカット、一度お試し下さい。すぐに出来ますw

LOGICを持っていない方はあまり高品質なEQではなくソフトに付属されているシンプルなイコライザーが良いでしょう。高品質なEQはいい音になるのでこういう劣化した音を出すには良い品質のプラグインよりも標準に搭載されているEQが良いです。

 

こもった感じというよりは、もう少し高域がザクッと出て線が細い感じの音が良い場合は

 

こんな感じ、ハイカットのQを鋭くして5kあたりを持ち上げると電話から聞こえてくるような軽い音になります!

ハイカット、ローカットを色々動かしてみて好みのラジオボイスを作って下さい!

あとインサートする順番ですがコンプやEQで音を整えたあと、一番最後にインサートすると良いでしょう^^

それでは今日はこの辺でありがとうございました!